- 子どもに絵本を読んでも全然聞いてくれない
- 読み聞かせのコツがあったら知りたい
子どもが絵本の読み聞かせを聞いてくれないと悩むママやパパは多いのではないでしょうか?
小さな子どもの脳はとてつもないスピードで成長しているので、まるでスポンジのように情報を吸収していきます。
そんな幼児期に絵本の読み聞かせをしてあげられないのは、大変もったいないことです!
そこで今回は、今日から誰でも簡単にできる効果的な絵本の読み聞かせのコツ5選をまとめてみました!
本記事を読めば、子どもが読み聞かせを聞いてくれない原因もわかります!
絵本は親子のコミュニケーションツールとしても大変優秀です。
お子さんの未来を豊かにするためにも、ぜひ読み聞かせのコツを掴んでいってください!
- 子どもの反応を確認しながら読む
- 読み聞かせに集中できる環境を作る
- 『抑揚』と『テンポ』を意識する
- 『質問』や『気付き』には反応する
- 読み終わったら必ず子どもを褒める
この5つのコツを意識したおかげで、ウチの子は絵本の読み聞かせをひたすらせがむようになりました!
絵本の読み聞かせで頭が良くなる?
子どもの頃から絵本に
たくさん触れていると頭が良くなる
そんな話を耳にしたことはありませんか?
実際、現役東大生に【乳幼児期~小学生のときに好きだった遊び】を聞いたところ、もっとも多かったのが『絵本(児童書)を読む』という結果でした。
なぜ、絵本を読むと頭が良くなることに繋がるのでしょうか?
それは、単純に読書が好きになるからです。
学童期の読書習慣への移行に繋がる!
ママやパパが絵本を読んでくれること、そのこと自体が子どもには嬉しく、何よりも楽しいものです。
そしてこの「楽しさ」は、必ず子どもの心に深く残ります。
つまり、幼児期から「絵本ってなんて面白いんだ!」ということを身に染みて体験することが、本そのものへの興味関心に繋がっていくのです。
絵本を好きになることで本そのものに興味を持ち、読書の習慣が身に付く。
読書量と学力の伸びには相関あり!
読書が好きでたくさん本を読んでいる子どもは、そうでない子どもに比べて学力が高くなる傾向にあります。
下図は、ベネッセ教育総合研究所が進研ゼミの「電子図書館まなびライブラリー」の読書履歴と進研ゼミの実力診断テスト及び、アンケート調査を分析した結果です。
読書の量(冊数)が「知識問題」へ及ぼす影響
国語の語句や漢字などを問う「知識問題」で実力テストをした結果、読書量の多い子どもは1年後にグンと成績が伸びています。
また、図や話し合いといった日常生活に関する題材を使って思考力を問う「挑戦問題」では、学力の高いグループは2.0ポイント、低いグループでは1.9ポイントの差が出たそうです。
必ずしも『学力が高い=頭が良い』とは限りません。
しかし、少なくとも本が子どもに好影響を与えることは間違いないようです。
まぁつまり、幼児期の絵本の影響力はすごいってこと!
知っておきたい!絵本の読み聞かせのコツ5選
幼児期における絵本の影響力を知ってもらったところで、本題の読み聞かせのコツに入りましょう。
- 子どもの反応を確認しながら読む
- 読み聞かせに集中できる環境を作る
- 『抑揚』と『テンポ』を意識する
- 『質問』や『気付き』には反応する
- 読み終わったら必ず子どもを褒める
子どもの反応を確認しながら読む
当然ながら、子どもの理解力は大人のそれに劣りますよね。
読み手(親)のペースでどんどんページをめくってしまうと、子どもは絵本の話についていけなくなります。
そうなると楽しくなくなり、途中で飽きてしまう原因にも。
絵をじっくり見ているのに、すぐ次のページをめくられたらイヤだよね。
子どもの成長はそれぞれ違うので、その子に合った読み方をする必要があります。
読み聞かせをする際は子どもの反応を見ながら、純粋に絵本を楽しめるように大人が配慮しましょう。
読み聞かせに集中できる環境を作る
読み聞かせをするときは親子共々、集中できる環境を準備しましょう。
テレビやスマホの電源は切ることで、集中を妨げる要因を排除できます。
また、あらかじめ時間には余裕を持っておくことをオススメします。
親が読み聞かせ以外のことを気にしていたり、落ち着かない様子でいると、子どもはそれらを敏感に感じ取り、心から絵本を楽しめません。
意外と見落としがちですが、親子で読み聞かせを楽しむためにも気を付けましょう。
読み聞かせ自体は5分~10分という短い時間でも全然OKですよ!
『抑揚』と『テンポ』を意識する
絵本の内容にもよりますが、なるべく声の『抑揚』と『テンポ』を意識して読みましょう。
子どもの想像の妨げになるので、過剰に演出する必要はありません。
だからと言って、一本調子で読んでも面白味に欠けますよね。
元気なセリフなら少し大きめの声で、逆の場合は小さな声で囁くように。物語の内容に合わせて、ゆっくり読んだり、リズミカルに読んだりと色々工夫してみましょう。
特に少し長い物語では、声の緩急をつけることでメリハリが生まれ、子どもが飽きずに最後まで聞いてくれます。
過剰な演出はNG!あくまで自然にね!
『質問』や『気付き』には反応する
絵本を読んでいると、「みてみて!」「これ、なあに?」など、子どもが途中で口をはさんでくることってありますよね。
こんなときは無理に読み進めず、できるだけ子どもの『質問』や『気付き』に反応してあげましょう。
子どもが何かに気付くというのは、すごく大事なことです。
その『気付き』を蔑ろにされたら、子どもとしては面白くないですし、絵本を嫌いになるかもしれません。
「絵本って面白い!楽しい!」と子どもに実感させてあげることを第一に考えましょう。
読み終わったら必ず子どもを褒める
読み聞かせ後は、聞いてくれた子どもを褒めてあげましょう。
難しく考えず、シンプルな言葉でOKです。
「聞いてくれて嬉しかったよ、ありがとう」
「楽しかったからまた一緒に読もうね、ありがとう」
このとき、感謝の言葉も添えることで子どもの自己肯定感は高まり、段々と絵本が好きになっていきます。
もし子どもが絵本に集中できなかったり、絵本を傷つけるような行動を取ってしまった場合は、無理に褒める必要はありません。
- 集中できないようであれば、短い絵本を選び直す
- 絵本を傷つけるような行動を取った際は「大切にしようね」と制止し、その後「えらいね」「大切にできたね」と褒める
大事なのは子どもの良い行動に注目して、褒めてあげることです。
子どもの良い行動に注目することが、次の良い行動につながるよ!
まとめ|絵本の楽しさを子どもに伝えよう
読み手(親)の工夫次第で、子どもは絵本にのめり込んでくれます!
- 子どもの反応を確認しながら読む
- 読み聞かせに集中できる環境を作る
- 『抑揚』と『テンポ』を意識する
- 『質問』や『気付き』には反応する
- 読み終わったら必ず子どもを褒める
しかし忘れていけないのは、決して無理強いしないこと。
絵本の読み聞かせに誘っても全然乗ってこない場合は「じゃあ、また今度ね!」でいいんです。
何度誘ってもダメなら、子どもが好きそうな絵本を探すところから始めてみましょう。
絵本の専門家に選書してもらうのも1つの手です。
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子どもにとって絵本は最高のギフトです。
読み聞かせのコツをマスターして、親子で絵本を楽しみましょう!
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